日本語学校、進学主任のおしゃべり

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「面接練習」の困難さ その5~「将来展望」の答え方

こんばんは、日本語教師の和田卓郎です。
23区内の日本語学校で進学主任として勤務しています。

 

 

引き続き、

takuchatw.hatenablog.com

 

こちらで紹介した、「基幹質問」

 

➊日本への留学理由
➋その学校の志望理由
➌その専攻の選択理由
➍将来展望

 

のうち、
今回は、最後、➍「将来展望」の対策について、
私なりの見解をまとめたいと思います。

 

 

簡単なフォーマットは、
「卒業後の近い将来→仕事や研究の内容→大きな夢」という形で考えさせています


あ、もちろん大前提として、「過去-現在-未来」のストーリーが大事ですので、
当然、過去-現在とつながっている必要があります。

 

 

まず、「近い将来」のところは、
大学院、学部、専門学校志望のすべてにあり得るのは、
「国or日本で就職したい」です。

 


ただ、枝分かれパターンとして、学部だったら「大学院に進学したい」、
大学院だったら「研究を続けたい」があります。

 

 

「仕事や研究の内容」は、シンプルに、でも浅すぎずに考えさせています。
研究だったら「○○の××について研究したい」、就職だったら「○○で、××する仕事に就きたい」のような感じです。

 

 

最後の「大きな夢」は、自分の仕事や研究の意義、または社会貢献性を考えさせています。結構、壮大に考えてよいと思います。
私が良く使わせるのは、「~~~できる人材になりたいです」といった形です。


Q:将来の展望を教えてください。
A:はい。まずは、国へ帰って就職したい/卒業後は大学院に進学したい/引き続き、研究を続けたいです。○○で、××する仕事に就きたい/○○の××について研究を続けていきたいと考えています。将来的には、~~~できる人材になりたいです。

 

 

みたいな感じです。

 

 

もちろん、「卒業後はどうしますか」のような質問に同じ答えで答えることもできますね。
このように「基幹質問」をしっかり用意しておくと、色々な質問に応用できるので、
お試しあれ!です。

 

 

以上、おわりです。

 

 

 

和田卓郎