日本語学校、進学主任のおしゃべり

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受験生の3層の話 その1~「受験強者」っているよね

こんばんは。日本語教師の和田卓郎です。
23区内の日本語学校で進学主任として勤務しています。

 

 

お昼に10年ぶりくらいにツイート(今はポストですか)しまして、
ドキドキしてしまっています。

 

 

ポストした内容は、私が昔から感じていた、「受験生の3層」の話です。

 

 

受験生にはざっくり言って、

 

 

A「放っといても合格する層」
B「努力することで1ランク上に行ける層」
C「ニッチもサッチもな層」


があるという考えを私は持っています。
予備校講師時代に考えていたことではありますが、日本語教師に転職してから、
留学生の受験生にもある程度当てはまる話であろうと考えています。

 

ただここでちょっと「注」がありまして、
これは「成績」の層と必ずしも一致するわけではありません。

 

 

確かに、Aはいわゆる成績優秀な学生が多いですし、Cはちょっと成績、ひいては学習意欲が・・・な学生が多いです。

 

 

しかし、
学力的には「ちょっと残念…」な学生でも、真面目でメタ認知はできていて、相応の学校を選び、
それこそ、「日程管理」さえしっかりすれば気持ちよく合格してくれるA層の学生はいます。

 

一方で、とっても成績優秀でも、「受験」という文脈の中ではC層と言える学生もいます。
パターンとしては、「自分の能力過信パターン」と、「ガチガチ緊張パターン」があります。
どのみち「不器用」という言葉に集約されるような気がします。
「受験に対する器用さ」みたいなものが、A層←→C層の決め手になっているのでしょう。

 

そして、言うまでもなく、B層が指導者にとっては理想的ですし、
この層をいかに導くか、というのが腕の見せ所だったりもします。
「先生のおかげ」っていう言葉が心に沁みる層ですね。

 

 

予備校時代の肌感覚としては、
「2:6:2の法則」よろしく、「A:B:C=20:60:20」でした。

 

 

しかし、留学生受験の肌感覚はその限りじゃありません。

 

 

次回、ABCのそれぞれの困難さと共に、
そのあたりの話を深掘りしてみようと思います。

 

 

 

今日はこのへんで。

 

 

 

 

和田卓郎