日本語学校、進学主任のおしゃべり

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受験生の3層の話 その4~C層の話

こんばんは、日本語教師の和田卓郎です。
23区内の日本語学校で進学主任として勤務しています。

 

 

またまたインターバルが空き、
ううう、となっています。

 


X(旧Twitter)界隈の日本語学校でも、人手不足が多いことが伺われます。
「ウチだけじゃない」とか「ウチはまだマシ」とか考えると、
まだ精神保養にはなるでしょうが、同時に傷を舐め合ってもいけないのかな、と。
業界全体の競争意識も忘れてはいけないと思うわけです。

 

さて、何の話題だったかというと、

 

takuchatw.hatenablog.com

 

受験生の3層の話でした。

 

A「放っといても合格する層」
B「努力することで1ランク上に行ける層」
C「ニッチもサッチもな層」

 

のうち、A層B層の話をしてきました。
今回からC層の話です。

 


「ニッチもサッチも層」ですが、
まずは、やる気がある無いに関わらず、
お勉強が苦手で、メタ認知も上手くできない学生が該当します。

 

 

人間には得手不得手があるので、
中には勉強が不得手だという能力に生まれてしまう場合もあるわけです。
もちろんそんなのは指標のうちの「ペーパーテスト」が不得手ってだけなんですよね。
それ以外に突出した能力がある場合もあります。

 

 

なにより、日本語学校の留学生の場合は、
それでも、留学して、日本語で何とか意志疎通ができるのだから、
大したもんだとは思います。

 


ただ・・・そんなに日本語ができるようになった君なのに、
なんで、そんな頓珍漢な考え方やロジックになっちゃうの?みたいな…。

 


このあたりの学生はもう、
「背負ったり二人三脚したりしてなんとかゴールまで一緒に走り切る」が、
もちろん理想だと思います。


しかし、物理的制約ってあるわけで…適度な「諦め」がないと飽和してしまいます。

 


ただ、その「諦め」がたまに伝わってしまう時があって…。
そん時の「先生ごめんね」的な空気がなんとも言えんのです。

 

 

こちらこそ…でも私は一人しかいないし、1日は24時間しかないんだ。
そう考えると、私はこの層が得意、ってわけではないんだと思います。
この層をハッピーに出来る能力も、磨いていきたいものです。

 



今日はこのへんでー。
C層の話はまだ続けます。

 

 

 

 

和田卓郎