「面接練習」の困難さ その4~「その専攻の選択理由」の答え方
こんばんは、日本語教師の和田卓郎です。
23区内の日本語学校で進学主任として勤務しています。
コロナの後遺症と、新学期の準備で更新が相変わらず滞り気味ですが、
段々と活力が出てきて、良い感じになってきています!
引き続き、
こちらで紹介した、「基幹質問」
➊日本への留学理由
➋その学校の志望理由
➌その専攻の選択理由
➍将来展望
のうち、
今回は、➌「その専攻の選択理由」の対策について、
私なりの見解をまとめたいと思います。
私は、昔から教員志望だったため、
やはり教育学を中心に勉強、研究することが多かったです。
大学院は教育学研究科でした。
私が教員になりたいと思った理由は、ぶっちゃけ、
「モテるから」
でした。
中学校時代に、たまたま勉強が得意なほうで、
たまたま人に伝えるのも上手なほうだったみたいで、
そうすると友達が(女の子も)聞きに来てくれて、
なんだか列になってくれたりして…、
あ、やべ、モテる
なんて思ったのが最初でした。
私の、その後の専門、そして職業の原体験はまさにこれだと思っています。
まぁ、こんな不純な動機からだから、研究者としては目も当てられない成果だったのですが…。
(余談ですが、大学院志望者を教える時は、過去の自分を反面教師にしています)
もとい、
やはりポイントは昔も述べた「原体験」だと思っています。
「原体験」についてはこちらのエントリーで触れました。
ごくごく浅いフォーマットは、「小さいころ◯◯でした。そこから、●●を勉強/研究したいと思いました」です。
そのうえで、学生や学校のレベルに応じて、●●の深浅を調整するイメージで私は指導しています。
単純に、「面白さに気づいてもっと勉強したいと思った」から、「まだ解明/解決されてない問題点があるから、どのようにすれば良いのか、考察することが必要だ」まで、その時に最適な回答を整えます。
あまりに高度になってくると、すべての専門を私が知っているわけではないので、
本当に解明/解決されていない問題なのかどうかは分かりません…。
しかし、彼らが疑問に思った心は尊重すべきだと思いますし、
その心があれば、志望校に合格できると考えます。実際に何人も合格してくれています。
そう、「♪なんでだろ~」の精神を大切に。
おしまい。
和田卓郎