「出願書類添削」の困難さ 番外編その2~紙の温かみ
こんばんは。
進学担当をやっていると、まあ、ちょっと持て余し気味になるのが、
「紙」なのです。
今話題にしている「書類」はもちろん「紙」ですし、
電子パンフレットが普通に流通し、
特に中国の留学生などはもう電子版のほうがベーシックな傾向もあるなか、
紙のパンフは消えません。
何事も背景を探るのが好きなので、このこともたまに掘り下げて考えることがあります。
予算の関係や、紙の「安心感」などがあるのかなと思っていたのですが、
先日ある大学さんの広報さんと話す機会があり、
「なるほどな」と思ったことがありました。
それは、
日本人の両親に広報する必要があるから、
です。
あ~確かに、今の大学生のご両親くらいだったら、
まだ紙のほうが見ていただけるチャンスが増えるのかな、とは想像できました。
で、日本人がメインコンテンツで、それが紙になるのだったら、
サブコンテンツである留学生も付随して紙になってしまう、と。
確かに、このような背景も絡んでいるだろうと、妙に納得してしまいました。
この先パラダイムチェンジは起こるのでしょうか?楽しみです。
このように「背景」を探る能力というのは留学生の進学指導に必要な能力です。
それを学生に伝えるためには何より教師自身がそのようなマインドを持たなければなりません。
私はたまたま背景を探るのが好きですが、普段から「背景」を探るのを意識すると、
進学指導の際に役に立ちますよ!
♪昆布が海の中でダシが出ないのなんでだろ~?
おしまい。
和田卓郎