日本語学校、進学主任のおしゃべり

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「日程確認」の困難さ その3 〜「6京3025億分の1」の先の景色

こんばんは、

 

日本語教師の和田卓郎と申します。
2015年までは、大学受験予備校で国語を教えていました。
2016年に日本語教師に転職して、今は、「進学主任」という立場で、東京23区内の日本語学校に勤務しています。

 

このブログの読者層は、

 

①留学生の進学指導に不安や困難さを抱いている日本語教師
②自身の留学生の進学指導をブラッシュアップさせ、新たな気付きを得たいと考えている日本語教師

 

 を意識しています。

 

 

 

 

前回は、留学生の日程組み合わせが、「6京3025億5501万8760パターン」ある、という話をしました。

 


まぁでももう、気づいている方もいると思いますが、昨日の計算だと、例えば、

 

 

出願日:9/9    試験日:9/8    発表日:9/7

 


みたいなのも数えちゃってることになります。
原則的にはあり得ないです。
(※「原則的には」ってつけなきゃいけないのも恐ろしいことですが、この話はまた別の機会で)

 


まぁ、本当にパターン化が難しく、自分ではまだ上手く体系化できてないと思っています。
何か、良いアイディアをお持ちの方はいらっしゃいますか??

 

 

で、上の話が学生の人数ぶんあるわけで、同時進行で進む場合もあれば、
1人が何校も受ける場合もあり、この複雑さが、最初に話した留学生進学指導の本質
(覚えていただいていますか?)、「日程確認→出願書類添削→面接練習」のサイクルの手枷足枷になっとるわけです。

 

 


ただ、悪いことばかりではありません。
このように先に日程確認をしておけば、
「学生の優先順位」がつけられます。

 


あ、この学生3日後出願だから緊急だ、
あ、この学生は1ヶ月後に合格発表だから待つしか無いな、
みたいに。

 

 

日々の業務や授業と並行してやるには、この「学生の優先順位」がかなり重要です。

 

 


やや横道にそれますが、
「準備段階」に時間をかけたほうが、
かえって効率的になる種類の仕事や作業ってあると個人的に思っています。

 

 

「準備段階」とほ、料理で言えば「仕込み」、建築で言えば「基礎工事」に当たる部分です。

 

 

「日程確認をすることによる学生の優先順位づけ」は、
留学生進学指導の言わば「仕込み」「基礎工事」にあたります。

 


ここの土台をしっかりしておかないと、
かえって後から大変になるというのは経験上分かってますので、
繰り返しますが、まずは「日程確認」からやってみてください。

 

 

また、上で言った日程の体系化アイディアと同じく、
何かこの「仕込み」「基礎工事」の部分で何か良いアイディアがあったらコメントいただけたら幸いです!

 

 

留学生進学指導の体系化は
ここのブログが目指す目的の1つです。

 


おわりー。

 

 

 

和田卓郎