「運」「実力」の範囲
こんばんは、
日本語教師の和田卓郎です。
昨日の記事にて、
「自然災害」「交通事故」「健康関係」など、
受験生の努力では回避できないものってある、って話をしました。
で、受験に限らず、教育機関にいると、このようなものに巻き込まれた側から、
「なんとかしてくれ」って声を聞くわけです。
まあ、なんとかできるものもあればなんとかできないものもあります。
「運も実力のうち」などという言葉もあります。
この言葉、割と市民権を得てしまっているような気がするのですが、
違和感もあります。
「運」や「実力」って言葉の範囲が広すぎると思うからです。
確かに、複数の選択肢を選ばなければならないときに、
「不運」なほうを遠ざける「能力」みたいなものは確かに存在するような気がするのです。
この能力は、経験で養われる部分もあると思うのですが、生まれつきのセンスみたいなものもあると思います。
ただ、一方で、やっぱし努力ではどうしようもない部分もあると思うのです。
「自然災害」や「コロナ禍」や。
このような「運」や「実力」っていう言葉のように、
ラベルを上手に張り替えながら指導する能力も、
受験指導においては大切だと思います。
特に留学生においては。
てなわけで私も流行り病にかかりました、自宅療養中です(泣)
和田卓郎